著者のコラム一覧
城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

三遊亭円楽はやはり腹黒だった! 楽太郎時代に師匠の仕事を横取り

公開日: 更新日:

 前回のこのコラムで、落語家の三遊亭円楽(72)が脳梗塞で倒れた後、7カ月の闘病を経て高座に復帰した話を書いた。

 しゃべりはまだまだおぼつかないところはあるが、「みっともなくてもいいから死ぬまでやります」という心意気がいいと書いた。“長生きするのも芸のうち”と言われる噺家のことや円楽の落語に対する思いも伝えたが、彼が倒れた時もその前も、実は「円楽はいい人」だと紹介した。

 しかし、円楽は“腹黒キャラ”で知られているし、その毒舌が売りだ。いい人だと繰り返し伝えてしまっては、今度、円楽と顔を合わせた時に「営業妨害だよ」と文句を言われそうなので、悪口も伝えておこうと思った。

 円楽の師匠、5代目三遊亭円楽さんがまだバリバリで活躍し、円楽も楽太郎という名前でテレビに出ていた頃の話だ。僕は楽太郎と同じ番組に出演していて、週に1度、顔を合わせていた。朝の番組だったので、昼間、何をしているのか尋ねると、楽太郎は「仕事がない時は、必ず事務所に行くんだ」と言う。当時、5代目は「星の王子様、三遊亭円楽です」というフレーズで知られて大人気。それにちなんで星企画という事務所があり、当然、楽太郎もそこの所属だった。事務所で電話番をしていたというのだが、彼が電話を取るとこんなやりとりをよくしていたという。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カーリング女子フォルティウス快進撃の裏にロコ・ソラーレからの恩恵 ミラノ五輪世界最終予選5連勝

  2. 2

    南原清隆「ヒルナンデス」終了報道で心配される“失業危機”…内村光良との不仲説の真相は?

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  5. 5

    高市政権「調整役」不在でお手上げ状態…国会会期末迫るも法案審議グダグダの異例展開

  1. 6

    円満か?反旗か? 巨人オコエ電撃退団の舞台裏

  2. 7

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  3. 8

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 9

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  5. 10

    近藤真彦「合宿所」の思い出&武勇伝披露がブーメラン! 性加害の巣窟だったのに…「いつか話す」もスルー