「ちあきなおみ伝説」再び! 活動休止から30年…コンセプトアルバム発売へ

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 その伝説は数知れず、芸能界でも逸話を残しているそうだ。

「たとえば細川たかしさんが歌い、レコ大を受賞したことで知られるヒット曲『矢切の渡し』。これはもともと、ちあきさんのために書かれた楽曲で、シングル『酒場川』のB面でした。歌の中で男女を演じ分ける力量など、素晴らしいものがあり、ちあきさんの大ファンの梅沢富美男さんが舞台で舞踊を披露する際のBGMにしたところ、評判になって、A面に。さらに、多くの歌手によって歌われ、そのひとつが細川さんの歌でした。それもこれも、ちあきさんの歌唱力、情念の深さあってのものなんですね」(加藤氏)

■「唯一無二」の声

 代表曲とされる「喝采」のほか、「新宿情話」、ラストシングル「紅い花」まで、ちあきの詩は令和の今聴いても胸を揺さぶる。

「魅力はやっぱり、声だと思います。声量があって、ハスキーで、艶がある。ブルースシンガーやゴスペルシンガーのように、魂の響きを感じる歌声。響きが独特なんです。だから世代を超えて刺さる。若いファンが増えているのも当然です」と続けた。

 シャンソンにジャズ、ポルトガルの民族歌謡ファドも歌いこなしたことで知られるちあき。秋風のなか、ちあきの豊饒な歌の世界に触れてみてはどうか。

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