広島・森下暢仁は「6勝14敗」でも年俸増の当然…やってられない味方の深刻貧打
投げれど投げれど我が勝ち星増えざり――。
10日に広島の森下暢仁(28)が契約更改を行い、2000万円増の年俸2億円でサインした。
今季は6勝14敗と大きく負け越し、8月下旬以降は右肩のケガで登板なし。それでも防御率2.48が示すように、決して14敗もする内容ではない。
なにせ、今季の援護率は3.04。9イニングを投げても、援護点は平均3点しか貰えない計算だ。いわば、味方の貧打に見殺しにされたも同然。14敗の内訳を見ると一目瞭然だ。自責4点と5点は1回ずつあるものの、残り12試合はすべて3失点以内に抑えている。それでいて、援護点は2点が最多。これでは勝ち星を増やすのは無理だ。
「エースの宿命ですね。森下は表ローテのカード頭で投げるため、相手エースとの投げ合いが多くなる。とはいえ、打線にも原因がありますよ」(球団OB)
今季のチーム打率はリーグ3位の.246。トップで.250の巨人を筆頭に、上位4球団は2割4分台後半~2割5分で接戦となっており、2割3分台の下位2球団とは大きく水を空けた。


















