大谷翔平&佐々木朗希 見えてきたWBCと来季ドジャースの起用法…ロバーツ監督は“踏み込んだ”発言も

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「翔平は自分の体調に非常に気を配っている。彼は多分、打撃に専念するつもりだと思う。翔平とは話してないから分からないが」

 日本時間9日、米フロリダ州オーランドで開催されているウインターミーティングの会場で、ドジャースのロバーツ監督がこう言った。WBCへの出場が決まっている大谷翔平(31)に関してだ。

「分からない」としながらも、「打者に専念するつもりだと思う」とは、かなり踏み込んだ発言だ。

 実際、本人もWBCでの投手としての起用法について「投げる投げないにかかわらず、投げたパターンを何通りか、投げないパターンとしても何通りか、プランは持っておくべき」と話している。つまり投げないケースも想定内ということだ。

「いずれにせよ大谷が来季、開幕から通常の先発ローテーションに入って投げることはないでしょう」と、特派員がこう続ける。

「ロバーツ監督だけでなくゴームズGMも、大谷を開幕から通常のローテに入れることに関しては懐疑的です。今季は投手として6月から復帰したのに、ワールドシリーズはバテバテ。投打の二刀流の負荷は想像以上に大きく、開幕から他の先発同様に投げさせていたら、とてもじゃないがポストシーズンまでもたないというのが首脳陣の判断なのです。なので開幕から投げさせるとしても、ひとりだけ通常以上の登板間隔を空けた起用になって、他の先発陣にひずみが生じる。基本線は今季同様、打者専念のスタートでしょう。先発は山本由伸(27)、スネル(33)、グラスノー(32)、佐々木朗希(24)、シーハン(26)、それに今季は右肩手術で全休、昨年先発で11勝したストーン(27)も来季は開幕から復帰予定。カーショーが引退したとはいえ、先発の頭数は足りていますから。そうなるとWBCは投げない可能性が高そうです」

 一方、ロバーツ監督は山本と佐々木について、「2人が出場の可能性に気持ちを高ぶらせているのは分かるし、日本のファンも同じだろう。ただし、制限などについては話し合う必要がある。特に山本は26年シーズンを見据えなくてはならない」と言った。

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