長澤まさみ「エルピス」好調の陰に“チーム”の覚悟 エンドロールの「参考文献」にも表れている

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 7日放送の第3回では、行き詰まっておえつしながら、キッチンに座り込んだ長澤が元恋人の鈴木と濃厚なキスを交わし、再び一夜を共にするというシーンも放送され、強烈なインパクトを残した。

「ゲロを吐いた長澤まさみをたばこを吸った鈴木亮平がキスで受け止めた」「演技とはいえキスシーン………エグい」とSNS上でも話題となった。

 しかし、話の本筋はあくまで「冤罪事件」。メディア文化評論家の碓井広義氏は、「ここ数年のドラマの中でも出色の作品だと思います」として、こう続ける。

「視聴者を強烈に引き込むサスペンスであると同時に『冤罪事件』を真正面から扱っています。冤罪事件は、警察や裁判所など公権力の大失態ですが、発表報道を垂れ流して、結果としてそれに加担してしまったマスコミにも責任の一端はあるわけです。ともすれば、自分たちにも批判の矛先が向きかねないリスクもある中で、テレビ局を舞台に、こうしたテーマのドラマを作るのはとてもスリリングなことだと思います」

■異例ともいえる「参考文献提示」

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