“永遠のアイドル”岡田奈々は63歳いまだ独身…人気絶頂期に起きた暴漢の自宅侵入事件

公開日: 更新日:

 AKB48を卒業する話題の岡田奈々(25)ではなく、昭和アイドルファンにとっては、黒髪に色白、美形の岡田奈々(63)だ。CMやドラマで大人気だった頃と絶頂期に起きたあの事件を振り返る。

 ◇  ◇  ◇

 1959年、岡田は岐阜県で生まれた。当時からお嬢さまタイプの美貌は抜きんでていたそうで、芸能界入りはスカウトがきっかけだった。

 当時の所属事務所社長の高杉敬二が岐阜のレコード店でセーラー服姿の奈々を見かけて声をかけたという。週刊誌で当時をこう振り返っている。

「とにかく目が印象的でした。声をかけると、その目をキラキラ輝かせて『やりたい』と」(「週刊文春」2009年8月13日・20日号)

 その時、岡田は高校1年生。

「スター誕生!」「君こそスターだ!」などのアイドル歌手のコンテスト番組が全盛の70年代前半。岡田は「決定版 あなたをスターに!」で第2回チャンピオンになり、翌75年に「ひとりごと」でデビューした。

 岡田というと、歌を思い浮かべる人は多くないだろう。声は澄んでいて純情派らしかったが、歌唱力は不足。ヒットした歌は、大人気ドラマ「俺たちの旅」で岡田を主人公にしたエピソードで、劇中歌に使われた「青春の坂道」くらい。

 しかし、CM、ドラマでは強烈な光を放つ。ポッキーの初代CMガールやフルーチェ、エメロンシャンプー、フジカラーなど挙げればきりがない。美形度ではトップクラス、今でいえばモデルタレントのような存在でもあった。

 女優としては前出「俺たちの旅」(75~76年)で田中健の妹で、主役の中村雅俊に恋こがれる女子高生の役を。また「ゆうひが丘の総理大臣」(78~79年)では同じく中村雅俊が下宿するアパートの大家(樹木希林)の娘役を演じた。岡田は高視聴率を記録したこれらの青春ドラマで脚光を浴びた。その後も主演作こそないものの、時代劇やサスペンスもこなす美人脇役の立場を確立した。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  2. 2
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  3. 3
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

  4. 4
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 5
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  1. 6
    新婚ホヤホヤ真美子夫人を直撃、米国生活の根幹揺るがす「水原夫人」の離脱

    新婚ホヤホヤ真美子夫人を直撃、米国生活の根幹揺るがす「水原夫人」の離脱

  2. 7
    違法賭博に関与なら出場停止どころか「永久追放処分」まである

    違法賭博に関与なら出場停止どころか「永久追放処分」まである

  3. 8
    大谷翔平のパブリックイメージを壊した水原一平通訳の罪…小栗旬ら芸能人との交流にも冷たい視線

    大谷翔平のパブリックイメージを壊した水原一平通訳の罪…小栗旬ら芸能人との交流にも冷たい視線

  4. 9
    小室圭さんが窮地の大谷翔平の“救世主”に? 新通訳&弁護士就任にファンが期待

    小室圭さんが窮地の大谷翔平の“救世主”に? 新通訳&弁護士就任にファンが期待

  5. 10
    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終