中川大志は“イケメン俳優”では終わらない! 時代劇評論家も唸る「役者バカ」ぶり

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「脚本の三谷(幸喜)さんが中川さんに期待したものは大きかったと思います。中川さんは、畠山重忠という人物や北条義時との関係など、物語全体を把握して見事に演じきっていましたね。得てしてイケメン俳優は、役柄が限定されてしまったり、物語の中で浮いてしまったりするものですが、中川さんは、“二枚目であることを上手に使いこなしている”と言っていいでしょう。

 実は、中川さんは大河ドラマでは、10年ほど前から、『平清盛』では源頼朝の少年時代を、『真田丸』では若くて知性あふれる豊臣秀頼を演じており、存在感を発揮しています。さらにコント番組『LIFE!』でコントに挑戦するなど、コメディーからシリアスまで幅広い引き出しを持っていると思います」

 15日放送の「情熱大陸」(TBS系)では、「鎌倉殿」の殺陣シーンの裏側も明かされたが、最後は衣装も鎧もボロボロになる熱演だったようだ。中川はこう語っている。

「芝居やパフォーマンスに関しては負けないと思っている。ただ同世代が爆発的に人気になっているなか、自分は爆発的に人気が出た自覚はない、もっと結果が欲しい……」

 単なるイケメン俳優で終わらず、芝居に対して、どこまでも愚直で貪欲な役者バカ。女優・橋本環奈(23)との交際も順調のようだが、“大河史に残る名シーン”を演じきった中川が大河の主演となる日もそう遠くないかも知れない。

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