吉高由里子「星降る夜に」の初回キスシーンに視聴者が震撼? それを覆す手話演技の評判

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 さらにディーン演じる新米産婦人科医が、緊急手術直前に、検尿を運ぶ看護婦とぶつかり、尿をかぶるというシーンがあったが、衛生的にもツッコミどころ満載なシーンで、視聴の熱が冷めてしまったという声も散見されたが……。

「初回の冒頭はとにかくインパクトを与え、運命的な出会いを演出し、視聴を継続させる目的があったのだと思いますが、その後の流れは自然で、出産シーンなど自然に泣けるシーンがあっただけに、より勿体なさを感じました。ですが、そんな中でも吉高さんや北村さんの手話の演技が自然だったので、違和感にも目をつむることができ、総評としては面白いという視聴者が多い」(同)

 特に今作は、ろう者側の自虐感や罪悪感の描写も一切なく、フラットに描いていることも印象的だ。

「silentでは、映画一つ選ぶのも自分のせいで我慢をさせているという悲壮感たっぷりのシーンも描かれ、後半は特に見るのが辛くなってきたという声も実は多かった。今作は自分が見たい映画に引っ張っていき、ハンデをもろともせず、雪宮にアプローチしている柊の姿は、ラブストーリーとしてもテンポが良い。むしろsilentで満足しきれなかった人を取り込める可能性が高いでしょう」(同)

 吉高作品に、やっぱりハズレなさそうだ。

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