AKB48柏木由紀は4回落選中…「NHK朝ドラ」ヒロインオーディションの苛烈

公開日: 更新日:

大阪制作の作品のほうが積極的

 しかし最近は、朝ドラヒロインは、オーディションより、“一本釣り”のキャスティングが主流になっている。

「ここ4~5年では、『エール』(20年度前期)の二階堂ふみと、『カムカムエヴリバディ』(21年度後期)の上白石萌音川栄李奈はオーディションだったものの、『まんぷく』(18年度後期)の安藤サクラ、『なつぞら』(19年度前期)の広瀬すず、『スカーレット』(19年度後期)の戸田恵梨香、『おちょやん』(20年度後期)の杉咲花、『おかえりモネ』(21年度前期)の清原果耶、『ちむどんどん』(22年度前期)の黒島結菜などはキャスティングです。前期の東京制作より後期の大阪制作の作品のほうがオーディション実施に積極的で“西高東低”といわれることもあります」(スポーツ紙放送担当記者)

 確かに次の4月スタートの東京制作の前期「らんまん」では、植物学者を演じる主演の神木隆之介(29)とその妻を演じるヒロインの浜辺美波(22)はキャスティング。一方、10月スタートの大阪制作の後期「ブギウギ」で水谷豊伊藤蘭の娘の趣里(32)は、4回目のオーディションに挑戦、2471人の中からヒロインの座を射止めている。

「キャスティングだと“事務所の力”などと言われることもありますが、それだけで朝ドラヒロインは乗り越えられるほど甘いものでもありません。ヒロインを射止めた人は、だいたい主人公の友達や姉妹役などチョイ役でその前に朝ドラに何作か出ている人が多い。現場で演技や立ち居振る舞いを見られた上でオファーが行っていると思います。逆にオーディションなら無名の新人ばかりかというとそういうわけでもなく、『ブギウギ』の趣里は、16年前期の『とと姉ちゃん』にも出演しています」(前出のドラマ関係者)

 いずれにせよ、若手女優にとって、朝ドラヒロインは何度落ちてもモノにしたい超重要なステップであることに変わりないのだろう。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」