宝塚の醜聞は昔からの「伝統」だった…所属演出家が20代女性助手に性加害寸前のセクハラ

公開日: 更新日:

 宝塚はスキャンダルの花園である。

 宝塚の前身、宝塚少女歌劇養成会ができたのは1913(大正2)年。110年近い歴史をもつが、清く正しく美しいことばかりではなかった。

 1929(昭和4)年には開演中に拳銃を持った男が乱入。3人を死傷させ、自らも拳銃自殺するという事件が起きている。劇団員に横恋慕して無理心中をはかったのではないかと噂された。

 1971年には星組のスターが、付き合っている男がいることをバラすと暴力団員に脅され、見知らぬ男たちと複数回のカーセックスを強要される。彼女は退団して暴力団と手を切るのだが、翌年この「美人局」事件が発覚し、逮捕されてしまう。2012年にも73期生が暴力団員と共謀した同様の事件が起きている。1988年には「元宝塚同期生無理心中未遂事件」。

“ヅカファン”の犯罪も続発している。1971年、野村証券の独身女性が会社のカネを4000万円以上使い込んで逮捕された。星組のトップスター上月晃に貢いでいたという。上月は道義的責任をとって引退するが、1年後にはシレっと復帰。1992年にはタニマチからの貢ぎ物に律義に借用書を出していたため、くだんの人間が大汚職事件で逮捕されると、東京地裁から「1億3000万円をタニマチに返済せよ」と命じられた49期生もいた。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋