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増淵敏之法政大学大学院政策創造研究科教授

1957年、札幌市生まれ。法政大学大学院政策創造研究科教授。専門は文化地理学。東芝EMIやソニー・ミュージックエンタテインメントなどでコンテンツ制作に携わった経歴を持ち、現在はコンテンツツーリズム学会会長や文化経済学会日本特別理事などの公職も務める、コンテンツ戦略の第一人者。「ローカルコンテンツと地域再生」(水曜社)、「『湘南』の誕生」(リットーミュージック)、「おにぎりと日本人」(洋泉社)など著書多数。最新刊に「韓国コンテンツはなぜ世界を席巻するのか」(徳間書店)がある。

(4)「椿の花咲く頃」のロケ地・クリョンポにはかつて“日本人街”が存在した

公開日: 更新日:

「椿の花咲く頃」は地上波ドラマとして2019年最高の大ヒットドラマになった作品だ。住民が皆、顔見知りという田舎町に、幼い息子を連れたシングルマザーが引っ越ししてきて、スナックを開く。そして地元に戻ってきた朴訥な警察官が惹かれていくという物語だ。

 シングルマザーは、韓国では「視聴率の女王」と呼ばれるコン・ヒョジン。警察官は「ミセン」でも好演したカン・ハヌル。

 19年度KBS演技大賞、第56回百想芸術大賞、第47回韓国放送大賞、第15回ソウルドラマアワード、第32回韓国PD大賞と作品賞関連は総なめの大ヒット作。KBS演技大賞はコン・ヒョジンが受賞している。

 日本ではそれほど注目はされなかった作品だが、コン・ヒョジン演じるトンベクの連れ子が野球の道に進み、MLBの入団会見を、ようやく添い遂げた2人がテレビを通じて見つめるラストシーンがとても感動的で、韓国人に聞くと、とても評価が高い。

 ドラマに出てくるオンサンという町は、架空の町。ロケ地は慶尚北道にある九龍浦(クリョンポ)で、ソウルから高速鉄道とバスで約4時間の距離にある小さな町だ。浦項(ポハン)市の南区に属している。

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