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本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

角田龍平は島田紳助に「天才」と認められるも…芸人から弁護士へと華麗な転身

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角田龍平の巻(上)

 元芸人から弁護士へと華麗な転身を遂げ京都に事務所を構え、本業はもちろん、テレビにラジオに文筆活動に活躍する角田君。先日、彼のラジオ番組に出演させてもらい、久しぶりに再会し、オール巨人さんの弟子時代のことなど、知られざる一面を聞きました。

 初めて彼と出会ったのは角田君がまだ高校3年生になったばかりの17歳。

 島田紳助さんの「紳助の人間マンダラ」(関西テレビ)という番組で「漫才師をつくってコンテストで優勝させよう」という「オール巨人の漫才道場」という素人参加型の企画ができ、角田君が応募したのです。私は巨人さん、阪神さんと共に漫才の審査員に名前を連ねていました。

 応募者の中から急造で組んだコンビ「おおかみ少年」が男子高校生の日常をデフォルメしたネタで優勝。それはそれは堂々としてとても高校生とは思えない“風格”を漂わせていました。その話をすると「人前で漫才をすることが楽しかっただけで、ただの怖いモノ知らずでしたね」と苦笑していました。

 その2カ月後、若かりしダウンタウンも優勝している「今宮こどもえびすマンザイ新人コンクール」に出場し、現在のM-1と同じ4分間を笑い待ちさせるほどの爆笑を取って優勝したのです。紳助さんいわく「ダウンタウンにも匹敵する天才現る」でした。

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