DeNA小園健太を支える反骨精神…4年目ドラ1右腕が初勝利でお立ち台「楽な道ではなかった」
DeNAの4年目右腕・小園健太(22)が3日の中日戦で今季初先発。初回に3失点したものの、味方の援護もあって5回3安打3失点の粘りの投球でプロ初勝利を挙げた。
初めて上がった横浜スタジアムのお立ち台では「ウイニングボール? 家族が見に来ているので渡したいと思う。(感謝したいのは)普段から試合を見に来てくれているお父さん、お母さん。楽な道ではなかったけど、初勝利を現地で見せられて良かった」と初々しい笑顔を見せた。
中学時代に強豪の貝塚ヤングで全国制覇を果たしたが、進学先はあえて公立校を選んだ。関西のさる高校野球関係者がこう明かす。
「関西の多くの強豪校から声が掛かる中、中学時代からの相棒・松川虎生(現ロッテ)に誘われ、公立校の市和歌山へ。智弁和歌山という県内屈指の強豪校を倒して全国制覇をしたいという反骨精神からでした」
小園は狙い通り、智弁和歌山を倒してセンバツに出場。優勝こそできなかったが、2021年ドラフトで阪神との1位競合の末、DeNAに入団した。