「らんまん」は「つまらんまん」? NHK朝ドラらしさ復活も《地味で退屈》と批判噴出のワケ

公開日: 更新日:

 しかし、一方で「つまらんまん」という言葉も登場し、《地味で退屈》と厳しい評価を下す視聴者もいるようだ。

■バランスが良くツッコミどころがない良作

「朝ドラの幼少期はハズレがない傾向ですが、主人公が三作連続で病弱設定だったこともあり、今回は割とつまらないという声も目立っていました。ですが子役の演技の素晴らしさもあり、持ち堪えつつ、懸念されていた子供編から大人編への移行は難なくクリアしたと言えます。浜辺さんとの恋が動き始めた東京編に入ったことで、幼少期の地味だった部分は乗り越えられたのではないでしょうか」(ドラマ制作関係者)

 また「おかえりモネ」「カムカムエヴリバディ」「ちむどんどん」「舞いあがれ!」とフィクションの朝ドラが続いていたが、「歴史的偉人の一代記」は2020年後期の「おちょやん」以来5作ぶりとなる。

「全体的に当時の価値観や史実を曲げることなく、適度なバランスで加えられたアレンジも好評でツッコミどころが少ないため、ネットで騒がれることに繋がっていないのだと思います。良い感想よりも、批判コメントの方が主張したいという熱量が上回っている人が多いということでしょう。ツッコミどころがない良作なので、みんな静かに味わって見ているのではないでしょうか」(同)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった