北公次による35年前の「性被害告発」の凄まじい“影響力” ジャニーズCD販売数が軒並み下落

公開日: 更新日:

 テレビや新聞は扱わなかったが、週刊誌はジャニー氏の北公次に対する蛮行を取り上げていた。

「本を買わなくても、新聞に載る週刊誌の広告や電車の中吊りを目にする人は無数にいます。当時はほとんどの家庭が新聞を取っていましたし、電車では中吊りが読まれていた。週刊誌を手にしなくても、『ジャニー氏がなんとなく怪しい』という空気感は世の中に伝わっていた。だから、シングル売り上げが揃って落ちたと思います。この時期、枚数を伸ばしたのは田原俊彦の『ごめんよ涙』(89年4月)くらいです。高視聴率を取ったフジテレビ系の主演ドラマ『教師びんびん物語Ⅱ』の主題歌だったためです。しかし、田原もその後は売り上げが落ち、90年にデビュー以来続いたオリコンシングル連続トップテン入りの記録が途絶えました」(前出の音楽関係者)

■フォーリーブス再結成で北は再び口を閉ざすように…

 もちろん、北公次の告発本の影響だけではない。この時代のジャニーズ事務所には逆風が吹いていた。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋