北公次による35年前の「性被害告発」の凄まじい“影響力” ジャニーズCD販売数が軒並み下落

公開日: 更新日:

■出版後に光GENJIのCD販売数が急落

 ジャニー氏の性加害が広く知られるようになったのは、元フォーリーブスの北公次の告発だった。1988年11月、「光GENJIへ」を出版。約35万部を売り上げ、翌年も「光GENJIへ 最後の警告」など5冊の類書を発刊した。

「最近、テレビでよく放送される告発ビデオの中で、北さんは『正直言ってね、書いてくれんの、何社しかいないよ!』と訴えていました。当時、一部の週刊誌や夕刊紙は取り上げましたが、テレビや新聞の大手メディアには黙殺された。無力さを感じていたようです」(前出の週刊誌記者)

 しかし、北の告発は破壊力があった。出版後、所属アイドルのシングル売り上げは軒並み下降線を辿った。「光GENJIへ」を読んだり、噂を聞いたりした一般人がジャニーズ事務所に対して疑問を持ち始めたのだ。

「本のタイトルにもなった光GENJIは87年8月に『STAR LIGHT』でデビューし、翌年は『パラダイス銀河』『ガラスの十代』『Diamondハリケーン』がオリコンの年間売上ベスト3になりました。日本レコード大賞も受賞しましたが、翌年以降は枚数が落ち込んだのです」(音楽関係者)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 2

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  3. 3

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  3. 8

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  4. 9

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 10

    佐藤輝明はWBC落選か? 大谷ジャパン30人は空前絶後の大混戦「沢村賞右腕・伊藤大海も保証なし」