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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

ビートたけしバラエティー行脚で分かった「真の天才」 世間が持ち上げる松本人志はまだまだ

公開日: 更新日:

 ビートたけしが新作映画「首」の公開に合わせて積極的にバラエティー行脚している。先日は「首」にも出演する北野組の俳優、西島秀俊大森南朋加瀬亮らと、日本テレビ系「行列のできる相談所」に出演。さらに、その翌週「誰も知らない明石家さんま」にVTRで出演、今週はダウンタウン松本人志中居正広の番組「まつもtoなかい」にEXILE HIROとゲスト出演し、自身のことやお笑い、バラエティーについて語った。

 この番組はゲストによって当たり外れが激しい。今回はどう考えても当たり回のはずだが、なぜか話が弾まず、そこへ中居が「30年くらい前、1回だけお食事行ったことがあったんですよ」とたけしに話し掛けた。その際、「中居くん、エンタメは振り子だから」と言われたことを今も意識していると語った。

 含蓄があったのはここから。中居の言葉にたけしも「お笑いは落差だから。自分はそういう意味では偉くなりたいの……。別に偉くなりたくないけど、笑わせるためには偉くならないといけない。ちゃんとした位置があれば、火薬田ドンでもなんでもウケると思うからね。ポテンシャル上げておかなきゃって」と。「世界の北野武」と「足立区のビートたけし」、この落差が笑いを生むと。

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