ビートたけし原作「アナログ」ヒットも“いわくつき”監督作「首」は? 渡辺謙のダメ出し報道も

公開日: 更新日:

 ビートたけし(76)原作の恋愛小説を、主演の二宮和也と波瑠で映画化した「アナログ」(タカハタ秀太監督)が、公開3週目で観客動員数50万人を突破しヒットしている。

 今度は、“世界のキタノ”6年ぶりの新作映画「首」がいよいよ11月23日に全国公開される。原作映画がヒットしているだけに、北野武監督が久々に手がけた本命映画の興行成績に注目が集まっている。

「最近のたけしは年齢のせいかテレビでも精彩を欠き、もはや過去の人になりつつある中で、前作の『アウトレイジ 最終章』並みに大ヒットさせ、『世界のキタノここにあり』を見せられるか大注目です。これでコケたら、次がないと言ってもいいでしょう」(映画関係者)

 監督・北野武を振り返ると、「オフィス北野」社長だった森昌行氏との出会いが大きいと言っていいだろう。

 86年12月、たけしは軍団と起こした写真週刊誌「フライデー」襲撃事件が発端で、当時所属していた太田プロダクションとの関係が悪化。88年に独立して、オフィス北野(現・TAP)を設立。同時に、民放系列制作会社の番組プロデューサーだった森氏を自らスカウトして、制作部長に就任させた。

「たけしが映画『その男、凶暴につき』で初監督を務めたことで、事務所は映画製作に進出。92年にオフィス北野社長に就任した森氏は映画プロデューサーとして力を如何なく発揮し、北野映画を支えて来た。たけしが“世界のキタノ”と呼ばれるようになったのは森氏の力が大きい」(大手芸能プロダクション幹部)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    大谷2戦連続6号弾 先輩の雄星も驚く「鈍感力」発揮!名門球団の重圧や水原問題もどこ吹く風

    大谷2戦連続6号弾 先輩の雄星も驚く「鈍感力」発揮!名門球団の重圧や水原問題もどこ吹く風

  3. 3
    長渕剛が誹謗中傷に《具合が悪い》と告白…《話があるなら、来てほしい》と性被害告発の元女優に呼びかけ

    長渕剛が誹謗中傷に《具合が悪い》と告白…《話があるなら、来てほしい》と性被害告発の元女優に呼びかけ

  4. 4
    松本人志に文春と和解の噂も、振り上げた拳は下ろせるか? 告発女性の素性がSNSで暴露され…

    松本人志に文春と和解の噂も、振り上げた拳は下ろせるか? 告発女性の素性がSNSで暴露され…

  5. 5
    松本人志“性的トラブル報道”へのコメント 優木まおみが称賛され、指原莉乃が叩かれるワケ

    松本人志“性的トラブル報道”へのコメント 優木まおみが称賛され、指原莉乃が叩かれるワケ

  1. 6
    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

  2. 7
    佐々木朗希にメジャー球団は前のめりも…ロッテ首脳陣が依然として計算できない脆弱ボディー

    佐々木朗希にメジャー球団は前のめりも…ロッテ首脳陣が依然として計算できない脆弱ボディー

  3. 8
    巨人の得点圏打率.186は12球団最低…チャンスに滅法弱く、立場が危うくなった打者3人の名前

    巨人の得点圏打率.186は12球団最低…チャンスに滅法弱く、立場が危うくなった打者3人の名前

  4. 9
    阪神・岡田監督ようやく取材解禁の舞台裏 もう怖いものなし?今後の報道に忖度生じる可能性

    阪神・岡田監督ようやく取材解禁の舞台裏 もう怖いものなし?今後の報道に忖度生じる可能性

  5. 10
    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異

    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異