元日劇ミュージックホールのトップダンサー吉元れい花さんは刺繍作家に 2年前には岡本太郎賞を受賞

公開日: 更新日:

吉元れい花さん

 有楽町の日本劇場(日劇=現在のマリオン)にあった日劇ミュージックホール(NMH)は華やかなレビューショーで人気を博した。三島由紀夫や寺山修司、蜷川幸雄らが脚本・演出を手がけるなど大人のための娯楽施設だったが、再開発に伴い、1984年に閉鎖。NMHも解散した。ダイナミックなダンスとコケティッシュな魅力で後期NMHのトップダンサーだったのが吉元れい花さん(芸名=朝比奈れい花)だ。退団後、人気漫画家のバロン吉元氏との結婚を機に表舞台から引退した。れい花さんは今どうしているのか。

 ◇  ◇  ◇

「美術雑誌以外での取材を受けるのは40年ぶりかな」

 都内のご自宅でお会いしたれい花さん、こう言ってほほ笑んだ。美術誌とはまたなぜ?

「実は結婚を機に刺繍を始めて、ずっと刺繍作家として活動してきたんです。それが、2年前に岡本太郎賞を受賞して、久しぶりに取材を受けまして」

 賞は日本を代表する芸術家・岡本太郎を記念して次代のアーティストを顕彰するもので、578点の応募から入選24人の中の最高栄誉が岡本太郎賞。刺繍で選ばれたのは史上初だ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参院選神奈川で猛攻の参政党候補に疑惑を直撃! 警視庁時代に「横領発覚→依願退職→退職金で弁済」か

  2. 2

    国分太一だけでない旧ジャニーズのモラル低下…乱交パーティーや大麻疑惑も葬り去られた過去

  3. 3

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  4. 4

    参院選千葉で国民民主党に選挙違反疑惑! パワハラ問題で渦中の女性議員が「証拠」をXに投稿

  5. 5

    石破首相の参院選応援演説「ラーメン大好き作戦」ダダすべり…ご当地名店ツラツラ紹介も大半は実食経験ナシ

  1. 6

    ホリエモンに「Fラン」とコキ下ろされた東洋大学の現在の「実力」は…伊東市長の学歴詐称疑惑でトバッチリ

  2. 7

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  3. 8

    参院選終盤戦「下剋上」14選挙区はココだ! 自公の“指定席”で続々と落選危機…過半数維持は絶望的

  4. 9

    外国人の「日本ブーム」は一巡と専門家 インバウンド需要に陰り…数々のデータではっきり

  5. 10

    「サマージャンボ宝くじ」(連番10枚)を10人にプレゼント