5月23日で木村花さんの死から4年…母・響子さんはSNSの誹謗中傷について啓蒙活動の日々

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今までの裁判費用は1000万円

 一方、嫌がらせや誹謗中傷は今なお続いているという。

「花の名前でバイトを申し込まれて私宛てに連絡が来たり、高級レストランやホテルの予約を入れたり、ネットを使った嫌がらせが続いています。こうしたNPO活動に対しても『娘を使って金儲けしている』というコメントも散見しますが、講演会や興行の収益はすべて事務局の活動費に充てているので、私の儲けはありません。現在も裁判を抱えていて、判決を終えても開示請求するのに費用がかかっているし、(賠償金を)払ってくれない人もいますから赤字です。今までの裁判費用は1000万円くらいかかっていますから、考えると怖いですね」

 講演会での対話で気づくことも多い。

「なぜひどいことを書き込んでしまうんだろう、という議題で、小学5年生の子が『SNSに取りつかれているから』って言ったんです。SNSには真実もあるけど、まやかしの側面もある。現代人は時間をSNSに費やしてしまって、実在する人とのコミュニケーションが不足しがちだけど、こっちがリアルなんだと気づいてほしい。自分のことを大事にしてくれる人の声を、大切にしてほしいと思います」

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