著者のコラム一覧
藤倉善郎ジャーナリスト

1974年、東京都生まれ。カルト問題を20年以上にわたり取材。2009年にニュースサイト「やや日刊カルト新聞」を創刊し、総裁就任。著書に「『カルト宗教』取材したらこうだった」など。「徹底検証 日本の右傾化」(塚田穂高編著)、「だから知ってほしい『宗教2世』問題」「陰謀論と排外主義~分断社会を読み解く7つの視点~」などの共著も多数。

自殺報道を否定する集団“三浦春馬勢”の不気味…訴えは陰謀論とヘイトスピーチの抱き合わせ

公開日: 更新日:

三浦春馬さんは自殺じゃないぞ~」

「不審死事件だぞ~」

 2022年5月。東京・霞が関の警視庁前で、30人ほどがシュプレヒコールをあげた。参加者の大半が中年女性。2020年に30歳で死去した俳優の三浦春馬さんの死因をめぐり、彼女たちは警視庁に再捜査を要求している。

 一群はこの直前に、新宿駅構内で演説とビラ配りもしていた。

■ニセ日本人と靖国参拝

「(三浦さんの)所属事務所アミューズは、ニセの日本人ばかり。大手企業、政界、スポーツ。芸能界は9割が日本人以外。春馬さんはそれを懸念し、毎年靖国神社を参拝していた。それを快く思わないニセの日本人から狙われていたとしか思えません」

 陰謀論とヘイトスピーチの抱き合わせだ。

 警視庁に向かう地下鉄移動の際も、一行は「三浦春馬さんは自殺じゃない」と印字されたTシャツを着て、サンドイッチマンよろしく体の前後に主張を書いた紙を垂らしたまま。車内や改札口付近で乗客たちが迷惑そうな表情を見せていた。

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