著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

魅力を広げる杏のオープンなノリと好奇心に基づく行動力

公開日: 更新日:

 そんなところからも好奇心旺盛でオープンな性格なのがよくわかる。そのオープンさで、パリの自宅には綾瀬はるか黒島結菜戸田恵子ら俳優たちがフランスに来ると招き入れた。それどころか、キックボクサー・武尊がフランスで試合をした際、応援に来た彼の両親のホテルが取れていないことを人づてに聞いた杏は、見ず知らずにもかかわらず自宅に泊まってもらったという。

「とにかくいろんなことにたくさん手を伸ばしつつ、好奇心のおもむくままに挑戦してきました」(小学館「Precious.jp」24年6月7日)と言うように、スペインでジグソーパズルの世界大会が開かれていると聞けば参加し、フランスの地下鉄の構内で演奏できる「メトロミュージシャン」のオーディションを受け、路上ミュージシャンのように歌ってもいる。フランスで生活し始めて「自分が2人に増えたような気がする」(日本テレビ系「アナザースカイ」24年6月8日)と語るのだ。

「いろいろな歴史本を読んでいると、人生なんていつ終わるかわからないなって。だから人に迷惑をかけない範囲でやりたいことは実現したい」(集英社「LEE」23年11月22日)という行動力とオープンなノリが杏の魅力を広げている。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カーリング女子フォルティウス快進撃の裏にロコ・ソラーレからの恩恵 ミラノ五輪世界最終予選5連勝

  2. 2

    南原清隆「ヒルナンデス」終了報道で心配される“失業危機”…内村光良との不仲説の真相は?

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  5. 5

    高市政権「調整役」不在でお手上げ状態…国会会期末迫るも法案審議グダグダの異例展開

  1. 6

    円満か?反旗か? 巨人オコエ電撃退団の舞台裏

  2. 7

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  3. 8

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 9

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  5. 10

    近藤真彦「合宿所」の思い出&武勇伝披露がブーメラン! 性加害の巣窟だったのに…「いつか話す」もスルー