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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

魅力を広げる杏のオープンなノリと好奇心に基づく行動力

公開日: 更新日:

「まだノリで生きてますね」
 (杏/フジテレビ系「だれかtoなかい」6月9日放送)

  ◇  ◇  ◇

 2022年8月、突如3人の子供たちとともにパリで居を構え、日本とフランスとの2拠点生活を始めた俳優の杏(38)。パリは18~19歳の頃から、モデルの仕事やそのオーディションで何度も往復し、地理も知っていたし、知人もいたことから決めたという。だが、フランス語は相手が言っている内容がなんとなくわかる程度で、ちゃんとしゃべれるわけではない。そんな状況にもかかわらず、新生活を始めた自分を評して語った言葉を今週は取り上げたい。

 番組では、会いたい人物としてロバートの秋山竜次を指名。日本についての情報源はネットラジオとユーチューブで、中でも「エンターテインメント成分」の大半は秋山から得ており、大好きなのだという。

 ただ、俳優が番組で芸人好きを公言しても、実際には何度か見て面白いと思った程度だったりすることが少なくない。しかし、杏は彼のひとつひとつの話題に対し、マニアックな情報を補足したり、コアなファンしか聴かないようなラジオを聴いていたりする。秋山言うところの「HAF」=ハードアキヤマファンなのだ。

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