「新宿野戦病院」vs「錦糸町パラダイス」“クセ強”な街が舞台の群像劇…ドラマ好きの心を捉えるのは?

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 宮藤官九郎(54)脚本、小池栄子(43)&仲野太賀(31)ダブル主演の「新宿野戦病院」(フジテレビ系=水曜夜10時)は「全国区の繁華街である新宿・歌舞伎町を舞台にした“クドカン初の医療もの”、放送中のNHK朝ドラ『虎に翼』のキャストが多数出ていることなど、ドラマ好きの琴線に触れる仕掛けがてんこ盛り。世帯視聴率は6%台ですが、フジ水10枠としてはまずまずではないでしょうか」(テレビ誌ライター)。

 テレビコラムニストの亀井徳明氏も「これからが楽しみ」としつつも、「不安要素もある」とこう続ける。

「武蔵野館とか叙々苑とか80年代、90年代の新宿を歩いた世代なら生々しく思い出しそうな話や、映画『シックス・センス』を《ブルース・ウィリスが最初から死んどるやつ》なんて言わせてみたり、分かる層には刺さる小ネタを喜ぶ人もいるでしょう。ただそれを“おやじギャグ”と嫌悪する層も確実にいる。バランスをどう取っていくのか、センスが問われると思います。でも下ネタを連発したかと思えば、同時に《赤ちゃんポストは東京にない》なんて事実をさらっと入れるあたり、カオスな街を舞台にしたカオスなドラマらしくて好きなんですけどね」

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