芸能リポーターが明かす「ピーコさんの人情」…辛口コメントの裏には弱者に対しての深い愛情が

公開日: 更新日:

 敗血症による多臓器不全のため、79歳で亡くなったピーコさんは多才なタレントで、シャンソン歌手でもあった。

 1945年、横浜市生まれ。映画評論家のおすぎ(79)は一卵性双生児の弟で、テレビでは歯に衣着せぬコメンテーターとして人気を集めた。フジテレビ系朝のワイドショー「おはよう!ナイスデイ」もそのひとつ。芸能リポーターの平野早苗さんが言う。

「ピーコさんとは『ナイスデイ』のときからのお付き合いですが、『ヒラメー、ヒラメー』って、いつも私をあだ名で呼びかけてくれました。番組が終わると『あのコメントどうだった?』と聞いてきたりして、辛口の中にも相手を突き放していないかといつも気にされていました」

 おなじ「ナイスデイ」でリポーターの小柳美江さんは「人の気持ちがよく分かる人でしたね。私は本番のVTR中によくファッションチェックされて、おかげで私のファッションセンスが向上したと思ってます」

 仕事仲間とはプライベートでも親しくしていた。

「数人で食事会をした時に、数万円もする高級ワインをごちそうしていただいたりもしました。ご自宅で手料理をごちそうになったとき、コンビーフ入りのカレーがとてもおいしくて、それから私も真似してつくるようになりました」と平野さん。晩年は苦労もしたようだが、こう振り返った。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ