中井貴一、遠藤憲一、寺島進…秋ドラマで“クセ強”オヤジの大暴れが痛快だ

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 この秋のゴールデン帯に恋愛ドラマはゼロ。その代わりに、クセの強いオヤジたちが大暴れしている。これがまた痛快なのだ。

 まず、こうと決めたら一切ブレず、言うことは辛辣、平然と嘘をつき、でも腕は確かという正統派オヤジは、「ザ・トラベルナース」(テレビ朝日系)の九鬼静(中井貴一)。さまざまな病院を渡り歩く伝説のスーパーナースは、今度は元院長と現院長が激しく対立する経営危機の病院に来た。相変わらず、無責任な医師や未熟な看護師には広島弁で凄み、時にはだましてでも患者に適切な治療を受けさせて命を救う。シーズン2でも「バカナース!」「バカドクター!」を連発、周囲は戦々恐々だ。

 他人に入れ替わってしまうオヤジ、内閣総理大臣の武藤泰山(遠藤憲一)も、「民王R」(テレ朝系)で9年ぶりに帰ってきた。入れ替わる相手は男性だけでなく、時に子どもや女性だったりと全国民で、誰と入れ替わってしまったのか、テレビの生放送で「どいつもこいつも腐ってんなあ」とワニ顔で悪態をつく。

 面倒くさいオヤジといえばこの男、寺島進である。「D&D~医者と刑事の捜査線~」(テレビ東京系)では、コンプライアンスくそくらえの絵に描いたような“昭和のデカ”だ。上層部から圧力がかかっても意に介さず、オーバーサイズのスーツに色付きレンズの銀縁メガネとやくざファッションで真犯人を追い詰める。「相棒」(テレ朝系)の杉下右京(水谷豊)も立派なこじらせオヤジである。

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