著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

松村邦洋さん「デブにカレーは飲み物ですから…」で感じた「出すぎず、抑えすぎず」の妙

公開日: 更新日:

 放送作家の高田文夫さんの笑い方のモノマネ「バウバウ」で一躍注目を集めた松村さん。お仕事させていただくといつも「気持ちがいい」「またご一緒したい」という気持ちになりました。

 また学生時代からモノマネをしていた憧れのビートたけしさんご本人の前で「おまえが一番うまい」と言われて「うれしかったすね~! 最高でした! 感激しましたね」と当時を思い起こして涙目で話されていたのは印象的でした。

 好きな料理をリクエストしてもらう番組でカレーライスをリクエストされた時のこと。関西の名店のシェフがスタジオに来て、目の前で作った熱々のカレーを十数秒で完食! 体感としては5秒ぐらいのあっという間。あまりの早さに(トミーズの)雅くんが「おまえ何をしてんねん! 流し込んでるだけで、いっこも噛んでへんやないか?」とあきれて聞くと「デブにはカレーは飲み物ですから」。「ウソやろ? 熱々やぞ! 口の中も胃もヤケドするやろ?」と聞かれても「大丈夫です、慣れてますから。お代わりいただけますか?」と涼しい顔。この時は本当にびっくりしました。

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