長与千種との「髪切りデスマッチ」でダンプ松本の“影武者”としてデビュー
                         ダンプ松本の自伝的ドラマ「極悪女王」(Netflix)で注目を浴びた女子プロレスをスポーツ興行にした立役者・松永4兄弟の姪で創業から解散までのすべてを知る、松永家最後の生き証人が「全女」を語る。
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 ──「おまえら、どっちがどっちだかわかんねぇな。双子みたいだな」。1985年の初夏、伯父でもある高司(会長)が発した一言が、リングデビューのきっかけだった。
「松永一族のサイパン旅行にダンプ(松本)さんとダンプさんの妹も便乗したんだよね。ダンプさんたちと一緒にプールで泳いでいたら、会長が言ったの。この後、ダンプさんから『今度、こういう試合があるんだけど、かほちゃん、セコンドで出ない?』って誘われたんだよ」
 ──誘われたのはクラッシュ・ギャルズの長与千種対ダンプ松本の「敗者髪切りデスマッチ」。1万人超を収容する大阪城ホールのメインイベントだ。
「『面白いですね』って返事して、帰国後『サイパンでの話、どうします?』ってダンプさんに聞くと『やる気あるんだったら、金髪にしてきて』って言われたから、すぐに金髪にした。子供の頃から全女の中にいたから、そういうもんだろうな、って何も疑問に思わなかったね」
                    

 
                             
                                     
                                        

















 
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
         
         
         
         
         
         
         
         
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                