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影かほる元女子プロレスラー

1963年5月23日生まれ、東京都出身。85年に“ダンプ松本の影武者”としてリングデビュー。全日本女子プロレス興業(以下、全女)を創業した松永4兄弟の姪で、母はレスラーの吉葉礼子。89年から2005年の解散まで、全女のプロデュースやマネジメントなどを手掛けた、松永家の生き証人。現在は、居酒屋「かおちゃん家deめしくい亭」(東京・品川区)を経営。

長与千種との「髪切りデスマッチ」でダンプ松本の“影武者”としてデビュー

公開日: 更新日:

 ダンプ松本の自伝的ドラマ極悪女王」(Netflix)で注目を浴びた女子プロレスをスポーツ興行にした立役者・松永4兄弟の姪で創業から解散までのすべてを知る、松永家最後の生き証人が「全女」を語る。

  ◇  ◇  ◇

 ──「おまえら、どっちがどっちだかわかんねぇな。双子みたいだな」。1985年の初夏、伯父でもある高司(会長)が発した一言が、リングデビューのきっかけだった。

「松永一族のサイパン旅行にダンプ(松本)さんとダンプさんの妹も便乗したんだよね。ダンプさんたちと一緒にプールで泳いでいたら、会長が言ったの。この後、ダンプさんから『今度、こういう試合があるんだけど、かほちゃん、セコンドで出ない?』って誘われたんだよ」

 ──誘われたのはクラッシュ・ギャルズの長与千種対ダンプ松本の「敗者髪切りデスマッチ」。1万人超を収容する大阪城ホールのメインイベントだ。

「『面白いですね』って返事して、帰国後『サイパンでの話、どうします?』ってダンプさんに聞くと『やる気あるんだったら、金髪にしてきて』って言われたから、すぐに金髪にした。子供の頃から全女の中にいたから、そういうもんだろうな、って何も疑問に思わなかったね」

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