武田鉄矢を起用したワケは…逆風フジテレビ「めざまし8」→「サン!シャイン」は“逆転の発想”で「モーニングショー」に挑む

公開日: 更新日:

コア層には受け入れられないが……

「武田さんの昭和おやじキャラが、いわゆるコア層(13~49歳)に受け入れられるとは思えませんが、それより上の世代、“金八先生”を知っている世代の支持率は意外と高いんです。むしろ《いちいち目くじらを立てる方がどうかしている》などと共感されているところもあるから、問題発言をしても生き残っている。逆にカズさんはコア層に支持されています。武田さんの困った発言をカズさんがたしなめるという“図式”は、案外うまくハマるんじゃないですかね」

 中には《(武田が)いつ炎上コメントをするか楽しめばいい》なんて書き込みも。怖いもの見たさの視聴者を取り込める可能性もあるか。

「そもそも朝の8時台には、コア層の支持率も高い『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日)という“王者”が君臨しています。渦中のフジテレビが今さらコア層を狙ったところで、絶対に勝ち目はない。だったら“逆転の発想”で、それ以外の層を取り込んでいこうと考えたとしても不思議じゃありませんよね」(前出の在京キー局ディレクター)

 もっとも今のフジテレビは、大手芸能プロダクションからタレントを出し渋られているから、「消去法的に武田さんに決まったのかもしれませんが……」(前出のスポーツ紙芸能デスク)。

 いずれにせよ「めざまし8」のリニューアル番組は3月31日からスタート。果たしてフジテレビの窮状を救えるか。

  ◇  ◇  ◇

 谷原章介と「王者」羽鳥慎一の違いとは……気になる人は関連記事【もっと読む】谷原章介にはなくて羽鳥慎一にあるもの…朝のワイドショー視聴率の差は縮まらず…もぜひ!

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲