フジからテレ東へ…“ミセス”カトパン2年半ぶりテレビ復帰に立ちはだかる“壁”

公開日: 更新日:

得意のバラエティー、それもゴールデン

 話は続く。

「カトパンは退社後、古巣のフジ以外にも何本かレギュラー番組を持ち、活動していましたが、何年かすると失速し、いつの間にか特番や単発番組の出演が多くなっていました。そこで久々のレギュラーとなったのが、古巣の、それも経験の少ない報道番組だったわけです。当初から起用を疑問視する声はありましたが、予想通り低空飛行から抜け出せず、後任の元NHKアナの青井実アナが就任し、カトパンは事実上、追われるような格好で“卒業”しました」(前同)

 女子アナ評論家の松本京也氏が付け加える。

「フジ在籍時代はナンバーワンの人気を誇った加藤綾子アナですが、フリー転身後はいまひとつ注目を集める存在とは言い難いものでした。やはり、女子アナファンの多くは、局アナとして番組に花を添えるような存在でいてほしいようで、キャスターのように型にはまった仕事では、あまり彼女の魅力が伝わらなかった印象です」

 そこに来て今回は、得意のバラエティー番組、それもゴールデンタイムでの復帰となる。松本氏は続ける。

「今回、比較的自由な空気感の漂うテレビ東京系列の情報バラエティーのMCということで、カトパンの代名詞的な番組とも言える『ホンマでっか!?TV』のアシスタント時代のように、くだけた姿を見せることができれば、40歳にして再ブレークもあるかもしれません」

 ママとなったミセスカトパンは、果たして結果を残すことができるのか。

  ◇  ◇  ◇

「フリーアナ戦国時代」と言われて久しいが、かつて「スーパー綾子」ともてはやされた元フジのエース、カトパンの真価が改めて問われることになる。【もっと読む】では、フリー転身後の、カトパンの苦境について触れている。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    長瀬智也が国分太一の会見めぐりSNSに“意味深”投稿連発…芸能界への未練と役者復帰の“匂わせ”

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  3. 8

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  4. 9

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  5. 10

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…