著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

「対岸の家事」「夫よ、死んでくれないか」…春ドラマは夫や男に試練を与えるドラマがそろった

公開日: 更新日:

タイトルで卒倒しそうな「夫よ、死んでくれないか」

 次も夫が心穏やかではいられないドラマ。「夫よ、死んでくれないか」(テレビ東京系)という衝撃的なタイトルだけで、気の弱い夫なら卒倒するのではないだろうか。安達祐実相武紗季磯山さやかのトリプル主演。3人は大学時代の同級生で現在はディベロッパー勤務のバリキャリ、フリーライター、専業主婦となっている。3人の夫がいずれもタイプの違うクズ夫ときている。

 安達の夫・竹財輝之助はIT企業勤務で妻に無関心の不倫夫、相武の夫・高橋光臣は外資系コンサル会社勤務の束縛夫、磯山の夫・塚本高史は電機メーカー勤務で、専業主婦の妻に「誰の金で食えてるのか」と言うようなモラハラ夫。まさにクズ夫のカタログのようなドラマだ。

〈親友3人組、人生のリスタート。共通の障壁は「夫」…。「幸せ」を求め、手段を選ばず奮闘する。女性共感度120%のマリッジサスペンスドラマ〉。全夫に激震が走ることは間違いない。

 最後は栗山千明主演の「彼女がそれも愛と呼ぶなら」(日本テレビ系)。栗山1人に対し、恋人は3人。

 複数恋愛をテーマにしたラブストーリーで、イケメン3人と仲よく暮らす栗山は女たちの理想の姿かも。

 まだまだ始まったばかり。今期は男性には試練を与えるものが多い。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  2. 2

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  3. 3

    「時代と寝た男」加納典明(17)病室のTVで見た山口百恵に衝撃を受け、4年間の移住生活にピリオド

  4. 4

    中居正広氏に降りかかる「自己破産」の危機…フジテレビから数十億円規模損害賠償の“標的”に?

  5. 5

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  1. 6

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  2. 7

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  3. 8

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  4. 9

    「こっちのけんと」の両親が「深イイ話」出演でも菅田将暉の親であることを明かさなかった深〜いワケ

  5. 10

    長嶋一茂が父・茂雄さんの訃報を真っ先に伝えた“芸能界の恩人”…ブレークを見抜いた明石家さんまの慧眼

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも