新沼謙治さんが語り尽くした「鳩」へのこだわり「夢は広々とした土地で飼って暮らすこと」

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昭和歌謡がウケる時代に改めて歌い直したい

 そんな感じで50年間があっという間に過ぎました。記念の新曲は地元の大船渡のことを歌っています。デビューが決まって故郷を出る時に、みんながのぼりを振ってくれて「頑張れよー!」って言ってくれたんです。その日の光景は今でも忘れられない。震災もありましたし、妻の旅立ちもありました。だから、50年間お世話になったいろんな方に感謝を込めた詞を書きました。カップリング曲、昔風に言うB面は妻への感謝を込めて作った曲です。

 仕事でやりたいことは今まで歌ってきた曲を改めて歌い直すこと。50年間ずっと応援してくれた方に喜んでほしい気持ちもあるし、今はテレビで昭和の歌謡曲を特集して若い人たちにウケていますよね。演歌を好きになる子もいる。テレビで歌う機会には僕の古い歌を若い人にも気に入ってもらえたらいいなあ、と。

 50年の月日を超えて「おもいで岬」や「嫁に来ないか」も歌い続けたい。こちらの夢は必ずかなえたいです。

(聞き手=松野大介)

新沼謙治(にいぬま・けんじ) 1956年2月、岩手県大船渡市出身。「スター誕生」に合格し76年に歌手デビュー。「嫁に来ないか」でレコード大賞新人賞。ヒット曲多数。2011年9月に亡くなった夫人はバドミントン選手で世界的大会4度優勝の湯木博恵さん。2025年4月9日、デビュー50周年記念曲「思い出したよ故郷を/アルバムの中の君」を発売した。

■50周年コンサート
4月15日、宮城・仙台サンプラザホール
同19日、福島・けんしん郡山文化センター
同20日、宮城・大崎市民会館
(いずれも開演は15時)

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