著者のコラム一覧
高倉文紀女優・男優評論家

札幌市生まれ。女優・男優評論家。Webサイト「タレントパワーランキング」(アーキテクト=https://tpranking.com/)、雑誌「日経エンタテインメント!」(日経BP社)などで女優や女性アイドルなどの取材・分析を手がけるほか、テレビ番組や週刊誌などにコメントを提供。インタビューしたことがある現役の女優は300人以上を数える。note個人クリエーターページ(https://note.com/tokyodiorama/)。

ヒコロヒーが秘める汎用性 年齢の枠を超えて幅広い役がハマりそう

公開日: 更新日:

 21年から日向坂46の斉藤京子(24年卒業)とのダブル冠番組「キョコロヒー」(テレビ朝日系)のMCを務め、2人の自由なトークが人気を集める。

 ドラマ出演も多く、23年の「わたしのお嫁くん」(フジテレビ系)では波瑠の親友を演じた。

 ピン芸人も含めてコントの担い手は演技力を買われてドラマに起用されることがあるが、芸人としてのイメージが強すぎると役に見えなくなりがちだ。

 ヒコロヒーの場合は、クールな「やさぐれキャラ」のクセの強さとは対照的に、変顔で笑いを取るタイプでもなく、意外と見た目のイメージは正統派に近く、余計な色が付いていないので幅広い役がハマるのだろう。

 母性を感じさせるのか、お笑い芸人をモデルとした人物の母親を演じることも多い。ZIP!朝ドラマ「泳げ!ニシキゴイ」(日本テレビ系)で錦鯉・渡辺隆の母、「だが、情熱はある」(同)では山里亮太の母親を演じた。

 近い将来、NHK朝ドラでヒコロヒーがヒロインの母親を演じている姿を想像するのは、そう難しいことではない。彼女なら年齢の枠を超えて、かつらをかぶればヒロインの祖母、制服姿になれば妹も演じることができそうだ。ヒコロヒーの汎用性は、凄い。

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