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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

今も風間杜夫を突き動かす盟友つかこうへいとの愛憎の共存

公開日: 更新日:

「どうしてああいう嘘つくんですかね」
 (風間杜夫/テレビ朝日系「徹子の部屋」7月3日放送)

  ◇  ◇  ◇

 76歳となった現在もドラマ映画はもちろん、舞台にも精力的に出演して活躍し続けている風間杜夫。そんな彼を最初に見いだしたのは、つかこうへいだ。つかこうへいも以前「徹子の部屋」に出演していた。その映像を見て風間が漏らした一言を今週は取り上げたい。

 つかは劇団だけでは食えなかった頃に、ぬいぐるみショーで全国を回っていた。東北のご飯がおいしくて食べ過ぎてしまい、ぬいぐるみのチャックが上がらなくなってクビになったことがあるという笑い話をしていたのだが、実はこれはほぼそのまま風間のエピソード(クビにはなっていない)なのだ。

 風間はヒーローショー以外にもさまざまなバイトをしながら生活していたが、「役者で食べていけるようにならなきゃ意味がない」(小学館「女性セブン」2024年2月15日号)と宣材用の写真をあちこちに配っていた。結果、ちょうど立ち上がったばかりのレーベル「日活ロマンポルノ」への出演を機に仕事が増えていった。そして1975年、つかこうへいと出会ったのだ。

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