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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

今も風間杜夫を突き動かす盟友つかこうへいとの愛憎の共存

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 舞台の稽古中、つかが突然やってきた。稽古場の雰囲気は一変。緊張が走った。風間の芝居をじっくり見ていたつかは、稽古が終わると風間に言った。

「お前の芝居には垢がついている。俺のところでわらじを脱いで、垢を落としていけ」(講談社「週刊現代」15年8月8日号)

 そこから2人の蜜月関係は始まった。つかの方が年上とはいっても1歳しか年齢は違わないが、完全な上下関係。「お前の正義感や甘い幼児性もいいよ。でも、その卑屈なところや狂気じみたところとか、全部芝居に出さなきゃダメだ。一色になるな」(中央公論新社「婦人公論」24年3月号)、「お前らが芝居できないのはゴールデン街なんかで飲んでるからだ!」(ウェッジ社「ひととき」24年1月号)などと厳しく指導された。その愛憎の共存ぶりはまさに「蒲田行進曲」の銀ちゃんとヤスのそれだったと振り返る(同前)。

 冒頭の番組では「彼のそばにいると、もうとにかく楽しくてね」と懐かしんでいた。

 83年放送開始の「スチュワーデス物語」(TBS系)でブレークしたときは、つかに会うのが怖かったという。あんなものに出やがってと言われると思ったのだ。だが意外にもつかは「あの役はぴったりだ。あの路線で行け」と喜んだ(「女性セブン」=前出)。

 風間が今も舞台を精力的に続けているのは、つかにその姿を見せたいからなのかもしれない。

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