椎名桔平が明かした北野武監督「アウトレイジ」秘話…これまで語られなかったシリーズの裏面史
全くの素人にもかかわらず、在日フィクサーの張大成という重要な役に起用されたのが金田時男(88)だ。
「横浜在住の実業家の金田氏とは、監督と金田氏の息子さんの関係から交際が始まっています。金田氏自身から頼まれて起用することになった異色の存在でしたが、第3弾の最終章でも本職顔負けの演技と好評でした」(前出の芸能ライター)
功労者と言われているのが、故・西田敏行さん(享年76)と塩見三省(77)だろう。
「最終章の打ち合わせに、大病を患っていた西田さんと塩見さんが重症患者のようにようやくたどり着いた様子を見て、撮影に不安を覚えたようですが、本番では役者魂を発揮した2人に感服していました」(前出の映画関係者)
今でも語り継がれるアウトレイジシリーズの裏側には、さまざまな物語が存在していたのだ。
(本多圭/芸能ジャーナリスト)
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“役者魂”が語り継がれるのはデマに見舞われながら、俳優を貫き通した西田敏行さんについて。【関連記事】で詳報している。