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増田俊也小説家

1965年、愛知県生まれ。小説家。北海道大学中退。中日新聞社時代の2006年「シャトゥーン ヒグマの森」でこのミステリーがすごい!大賞優秀賞を受賞してデビュー。12年「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」で大宅壮一賞と新潮ドキュメント賞をダブル受賞。3月に上梓した「警察官の心臓」(講談社)が発売中。現在、拓殖大学客員教授。

「時代に挑んだ男」加納典明(40)「篠山紀信さんとは、手塚治虫と梶原一騎の関係に似ている」

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増田「3人とも使いたい分だけ誰かがおろしてきて、キャッシュで使って」

加納「あとカードね」

増田「他の人たちが年金暮らしてる年齢で、億単位の金と女性と。これもでも希望なんですよね。みんな夢みたいのはあるでしょうけど、みんながみんな実現できるわけじゃなくて、広いマーケットに自己表現ができるクリエーターでかつ成功者となると200万人に1人、500万人に1人の世界になってきます」

加納「そうかもね」

増田「愛人が何人もいて遊んでいるというオーナー企業の社長とかいるでしょうけど、相手が全員女優とかモデルとかの有名人でっていう人は、今の時代ではなかなかいないですよね」

加納「俺はごく健康な所作をしてたということでしかないから」

増田「普通は誰もそんなことをできずに仕事を引退します」


加納「でもね、あの仕事は半端じゃなくきつい世界だったから」

増田「そこでトップを取ってたわけです。その写真における加納さんの哲学とか、芸術に対する考え方、写真に対する考え方みたいなものを篠山紀信さんと激論を交わしたり、とかはなかったんですか」

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