著者のコラム一覧
田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

参政党さや議員はバブル崩壊後の青短女子OG 小中高は公立、就職氷河期の荒波に揉まれて…

公開日: 更新日:

 横浜市港南区に生まれ育ったさや氏は小中高と地元の公立校で学んだ。彼女が通った神奈川県立横浜日野高校の7年先輩には立憲民主党の小山千帆衆院議員がいる。なお、同校はさや氏の卒業後、野庭高校と統合し、横浜南陵高校と名前を変えている。

 2001年、青短の英文学科に入学したさや氏。かつて女子受験生の憧れの的だった青短もすでにその頃にはかつてほどの人気はなかった。「4年制大学を目指す女性が増え、短大に勢いがなくなりつつあった時期」と大手予備校幹部は話す。

 せっかく青短に入っても、バラ色の未来は見通せなくなっていた。「短大に限らず、この頃の学生はとりわけ不遇をかこった」と証言するのは理事会の役員も務めた青山学院大の元教授。さや氏はまさに就職氷河期世代だった。90年代前半から続く氷河期は新世紀に入る前後にITバブル崩壊が起こり、さらに状況は悪化。さや氏が卒業する03年の大卒の就職率は55.1%と過去最低を更新していた。さや氏を知るテレビ局関係者は「当初は就職を希望していたようだが、非正規雇用を余儀なくされた」という。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  2. 2

    阪神・才木浩人はドジャース入りで大谷と共闘の現実味…「佐々木朗希より上」の評価まで

  3. 3

    ヤクルト村上宗隆の「メジャー契約金」は何億円?

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    吉沢亮「国宝」150億円突破も手放しで喜べない…堺雅人“半沢直樹ブーム”と似て非なるギャラ高騰の行方

  1. 6

    国民民主党“激ヤバ”都議に「免許不携帯」疑惑 日刊ゲンダイの直撃にブチ切れ!【動画あり】

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希もようやく危機感…ロッテ時代の逃げ癖、図々しさは通用しないと身に染みた?

  3. 8

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  4. 9

    シード漏れ“ほぼ確”渋野日向子が10日開幕の国内戦へ…原英莉花や岩井ツインズ、古江らも集結

  5. 10

    カムバック星野監督の“2カ月20kg”の無茶ぶりに「嫌です」なんて言えるはずもなく…