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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

Xmasイブの番組を見て思った「明石家サンタ」消えたのは残念!「さんま御殿SP」は面白かった

公開日: 更新日:

ゆうちゃみの祖母、ばばちゃみが面白かった

 中でも「さんまに会いたい人」くくりで登場したゆうちゃみの祖母、通称ばばちゃみが面白かった。昔からさんまが大好きでハグをお願いし、さんまにギュッとされて大喜び。それを見ていたゆうちゃみがウルッとする場面も。

■大人のドラマ「ドビュッシーが弾けるまで」

 それらとは真逆のしっとりしたいいドラマもあった。フジ系のスペシャルドラマ「ドビュッシーが弾けるまで」。妻が亡くなり、抜け殻のようになっていた男が妻の好きだった曲「月の光」を弾こうとピアノを始める。これが大人のドラマに仕上がっていた。妻(片平なぎさ)の遺影の周りには山崎、白州、角……といったサントリーのウイスキーがずらり。やたらとウイスキーをたしなむ場面があり、しかも、いつもきっちりラベルを視聴者に見せるように並んでいるところはまるでウイスキーのCMみたいな感じだが、ご愛嬌ということで。やっぱり大人にはウイスキーが似合うし、イブの夜にこんな人生ドラマも悪くない。

 ピアノでも始めるかと思った人もいるのでは。

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