村井國夫さん81歳「健康のために」なんて、75歳まで何もしていませんでした
端整な顔立ちと低音の渋い声が魅力で、ミュージカル「レ・ミゼラブル」や「蜘蛛女のキス」など舞台を中心に、ドラマ、映画でも活躍。ハリソン・フォードの吹き替えでも知られ、昨年(2025)は米映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」でフォードの声を担当した村井國夫さん。
「75歳までは健康のために、なんて、ほとんど何もしていませんでした。今も元気かどうか、わかりませんよ(笑)」
そう謙遜するのは、75歳のとき、心筋梗塞で舞台を降板したから。「軽度」と報じられたが、実際には2度も心停止を起こし、緊急カテーテル手術を受けた。
「救急車で病院に運ばれると、女医さんから手術を勧められました。最初は『仕事に穴をあけられない』と断った。そしたら、『私は村井さんの舞台をこれからも見たいんです』と。お医者さんもうまいこと言うな~と思ってね(笑)。大病はこのときが初めて。30代のとき、ウイルス性肝炎をやりましたが何てことはなく、若い頃はずいぶんムチャもしました。心筋梗塞を経験してからですね、健康に気を使う生活を始めたのは」
そのひとつが、禁煙だった。
「血管にはたばこが一番いけないというので、僕は長年、愛好していた葉巻を、医者に泣く泣くやめさせられました。でも、よく考えたら、葉巻が好きというより、カッコつけて吸っていただけかもしれません」


















