最強寒波をしのぐのはやっぱりコレ! サウナ・温泉の“ととのう”健康パワー

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 日本列島は週末にかけて数年に一度レベルの猛烈な寒波に覆われる見通しだ。日本海側は大雪が長引き、太平洋側でもところによっては雪による交通被害などが予想される。寒いときはサウナや温泉などで温まっていたい。さて、こうした温浴でポカポカになると、水道水を沸かした入浴より体によさそうな気がするのは、どういうことなのか。

  ◇  ◇  ◇

 東京・赤坂の個室サウナ店の火災を受け、厚労省は全国157の自治体にサウナの安全状況を調べるよう通知を出した。あの事故で2人の命が奪われたが、サウナ人気は根強い。日本サウナ・温冷浴総合研究所の調査によると、2024年のサウナ人口は1648万人に上る。

 愛好家のサウナーたちは、高温のサウナに入ってから水風呂でほてりを解消し、外気浴などで休憩してから、再びサウナに戻る。これを2、3セット繰り返して、体の疲れや精神的な疲労をリセットする。そんな状態は「ととのう」と呼ばれ、ととのいたくて足しげくサウナに通う。

 今年50歳の記者もサウナ好きの一人で、あの何ともいえない満足感がたまらず、毎月1回は自宅近くのサウナで汗を流している。それにしても、サウナで「ととのった」とき、体はどうなっているのか。

■自律神経の調節と脳疲労の解消

 医師で医学ジャーナリストの富家孝氏は「自律神経と脳が関係しています」として、まず自律神経についてこう言う。

「サウナで熱い室内と冷たい水風呂を移動して休憩すると、自律神経の交感神経と副交感神経が自動的に交互にスイッチを変えていきます。たとえば冷たい水風呂では交感神経が優位になり、アドレナリンなどの興奮物質が分泌され、休憩ルームでは副交感神経に切り替わってリラックス状態になる。そうやってサウナ↓水風呂↓休憩までの流れを2、3セット繰り返すと、自律神経のバランスを乱しやすい現代人も自律神経が調節されやすくなります。この自律神経の調節が、ととのった状態のひとつです」

 自律神経は体のいろいろな働きに関わっているから、サウナを続けると血圧や胃腸の働きなども安定しやすくなる。睡眠が深くなるのも、自律神経が調節されるためだという。

 脳はどうなのか。

「仕事が一段落してソファでくつろいでいるときも、脳は思考していて休んでいませんが、サウナ室では熱刺激によって強制的に脳の活動が停止状態になります。いわば雑念のない状態で、脳血流量は下がる。これによって脳疲労が解消されることが、脳回路としてのととのった状態といえます。一方、先ほど話した通りサウナ後の休憩中もアドレナリンなどは体に残っているので、頭はわずかに覚醒していて、体はリラックスという状態が、えもいわれぬ満足感を生み出します。それがサウナを通して全体的に『ととのった』といわれるゆえんです」

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