紀州のドンファン事件 被告の元妻は2審も無罪が有力で…国の補償は?
いわゆる「紀州のドン・ファン事件」、2018年に和歌山県田辺市の資産家が急性覚醒剤中毒で亡くなった事件で、当時の妻、須藤早貴被告(29)の控訴審判決が、3月23日に大阪高裁で言い渡される。
先日、この事件の関係者と話をする機会があった。検察と同様にその関係者も被告に対して限りなく“黒”に近いと考えている様子がわかったが、と同時に控訴審が昨年12月8日の初公判で即日結審したことから、1審判決をひっくり返すことができるのか不安に思っていることが伝わってきた。
控訴審で検察側は、物的証拠こそないが、「1審は間接事実の推認力を過小評価している」として有罪を求めている。逆にみれば、新しい証拠や証言は出ていないわけだ。即日結審し、判決がすぐに出るのもそのためだ。
もしも1審通り無罪となれば、須藤被告は文字通り「無罪放免」となり、亡くなった資産家の遺産相続という話になる。13億円超とされる遺産を巡っては、「全財産を田辺市に寄付する」と書かれた遺言が見つかっており、現在は田辺市が押さえている。資産家のきょうだいが「遺言は偽物」と無効を訴えたが、1審、2審とも有効と判断され、最高裁で争っている最中だ。


















