(1)高校時代にローンを組んでカラオケセットを買った
「すごくショックでした。子供の頃から近所ではいつも褒められて、自信を持っていましたからね。一時期マイクを持てなくなりましたけど、気付いたらまた練習していました」
和歌山県立熊野高校に進学すると、「アドベンチャーワールド」のレストランでウエートレスをして、アルバイト代でカラオケセットを買った。
「月5000円のローンを組んだ覚えがあります。当時はカラオケボックスなんてないですからね。2年生の時はタレント養成所に1年間通い、セリフの勉強もしました。研ナオコさんの横にいる相手役のCMオーディションを受けに、東京にも行きましたね。落ちてしまいましたけど」
■和歌山の梅干し製造会社に就職
歌手への道は開けず、冬美は大阪の飲食業界の事務員として働き始めた。
「寮生活だったのですが、苦手な先輩がいたので、あまり部屋にいたくなかったんですね。そしたら、違う先輩が『そんなもん、気にせんでええ。遊びに行こうや!』と毎晩のように誘ってくれて、門限ギリギリに帰っていました。その気持ちはうれしいし、楽しいんですけど、お給料の半分ぐらいが消えていく。こんな生活を続けていてはいけないと思い、3カ月で辞めました」


















