NHK朝ドラの“女性初めて物語”はなぜ毎回当たるのか 「風、薫る」の主人公は日本初の看護婦

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 りんと直美が1期生として入学する「梅岡看護婦養成所」は現在の女子学院中学校・高等学校、ナース実習生として勤務する帝都医大病院は東京大学医学部付属病院、りんが通った教会は飯田橋グラン・ブルームの富士見町教会。看護師への道を歩むきっかけとなった鹿鳴館は、帝国ホテルの隣の場所にあった。「可否茶館」は東京・上野の跡地に碑がある。

 ヒロインに壁として立ちはだかる男性ライバルも見どころのひとつだ。「虎に翼」では松山ケンイチの保守的なエリート裁判官、「ばけばけ」の吉沢亮の“天下の秀才”も話題となって人気を支えた。「風、薫る」は、ドイツ留学帰りの鼻持ちならない教授・今井益男を古川雄大が演じる。ヒロインたちを見下す相当に嫌みなヤツらしい。

「こうした男たちは頑迷固陋な世の中の象徴として描かれるのですが、次第にヒロインの情熱に心を動かされて、ついには最強の味方になっていくユーモアも女性初もの朝ドラの魅力です」(前出の編集デスク)

 ただ、ひとつ気がかりがある。「私も女性初です」と、どっかの首相がしゃしゃり出てきたりしないだろうな。

(コラムニスト・海原かみな)

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