ロス疑惑の三浦和義は本当に「真っ白」だったのか? 弘中惇一郎弁護士の近著を読んで思い出したこと
ここから三浦の父親の依頼で、“無罪請負人”弘中惇一郎弁護士が三浦の弁護を引き受ける。だが、矢沢との「殴打事件」は懲役6年の有罪判決が確定してしまう。
保険金殺人のほうも1審では有罪。だが、決定的な物的証拠はなく、検察が共犯とした大久保某にも「加担する動機」が全くなかったため、私は週刊現代で「2審は逆転無罪になる」と書いた。後に釈放された三浦と会った時、この記事を読んでうれしかったと言った。
最高裁でも「被告人を犯人と認めるには合理的な疑いが残る」と無罪判決。
だが、2008年2月、事務所の旅行でサイパンに行った三浦は、ロス市警に妻殺害と共謀の容疑で逮捕されてしまう。「ロス疑惑」は日米の合同捜査だったのだ。
アメリカには殺人罪の時効もなければ、逮捕状の有効期限もなく、弘中弁護士は、「ロス市警の捜査が終わったという確証はないから、絶対行くな」と言っていた。だが、三浦はサイパンがアメリカの自治領であることを知らなかったという。
ロスへ移送された約17時間後、三浦が留置場で首を吊って亡くなったと発表された。遺書はなく疑惑は残った。享年61。


















