著者のコラム一覧
増田俊也小説家

1965年、愛知県生まれ。小説家。北海道大学中退。中日新聞社時代の2006年「シャトゥーン ヒグマの森」でこのミステリーがすごい!大賞優秀賞を受賞してデビュー。12年「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」で大宅壮一賞と新潮ドキュメント賞をダブル受賞。3月に上梓した「警察官の心臓」(講談社)が発売中。現在、拓殖大学客員教授。

萩本欽一(22)伝説のコント「机」はたった10人の客から始まった「幕前、お金要らないからって」

公開日: 更新日:

運命のボケとツッコミの入れ替え

萩本「支配人はね、僕が劇団やってた時も知ってるんで『机』の話をして、二郎さんを出してほしいって頼んだら『いいよ』って『じゃあ1月から出してやる』って。でも、半年先っていうのはきついじゃない。『ね、来週出して』って懇願したんだけど『もう半年決まってんだから、そんなものダメだよ』って言う。だから『だって10時に会場が開いて10時半に幕が開く。その30分は空いてるじゃない』って言ったの。『そこでいいからやらせて。お金要らないから』って食い下がったら『うるせえなおまえ、わかった、幕前ならやりゃいい』つってやったの」

増田「それでお客さんが入る幕の前にそのコントをやったと」

萩本「そうそう」

増田「15分ぐらいですか?」

萩本「20分くらいはやったと思いますね。開場するのが開演の30分前の10時なんで。10時半に幕が開いて本番が始まるわけ」

増田「幕前に萩本さんと二郎さんがコントやってる時間は何人ぐらいのお客さんが入ってたんですか?」

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