昭和の映画女優には「怖い」というイメージがあった…亡き小川真由美さんのエピソード
「映画女優でおべっかを言う人はいない。普段はむしろ怖い顔をしている」
確かに昭和の映画女優には「怖い」というイメージがある。私自身もある女優を直撃した際、一緒に乗り込んだエレベーター内で靴を踏まれたことがある。
「映画女優でおべっかを言う人はいない。普段はむしろ怖い顔をしている。ファンに声をかけられても、会釈で応じるくらいで、作り笑顔で好感度を上げる意識はなく、常に凛としたたたずまいでいる。それがオーラをつくる」(芸能関係者)
映画女優とテレビ女優の違いである。現在、女優を目指す人はドラマだけでなくCMからバラエティーまでさまざまなジャンルに仕事を広げる。自身を認知させる必須アイテムが笑顔。アイドルは口角を上げ笑顔を作る訓練を行う世界。どんな場面でも笑顔を見せて好感度を上げる。
逆に映画女優は、「映画には演技以外の笑顔は必要ない。時には監督、共演者と口論するくらいの覚悟が必要。笑顔は逆に邪魔になる」といわれる世界だ。
そんな映画女優も減り、映画に出る女優の大半はドラマの合間に出演しているようにも見えるが、決して彼女たちを映画女優とは呼ばない。映画に出ているドラマ女優である。
小川、岸も鬼籍に入り、映画女優として現役で活躍を続けているのは吉永小百合と倍賞千恵子ぐらいしかいなくなった──。



















