(2)効果が大きかった両親も参加する「集団カウンセリング」
前回、中学2年から17年間ひきこもっていたAさん(44)の例を紹介しましたが、Aさんはひきこもりから抜け出し、現在は大手スーパーの正社員として精力的に働いています。
「ひきこもり当時は自分に自信が持てず、常に不安感がありました。長い間、外の世界と関わらずにきたので、外の世界がわからず、出ることは恐怖でしかありませんでした」(Aさん)
30代の初め、Aさんは心療内科でうつとパニック障害の薬物治療を受けつつ、医療心理士である小野幸子・さち臨床心理研究所所長の心理療法・カウンセリングを受けていました。
当時のAさんについて小野所長はこう話します。
「不安感が強く自己肯定感が低いAさんには、自信を持ってもらうことが必要でした」
不安感を抱えながらもAさんは自分を変えたいという思いもあり、体力をつけようと自宅で筋トレを続けていたそうです。小野所長はその努力のすばらしさを見逃しませんでした。
「筋トレをしていることを、先生はすごくほめてくれたのです」(Aさん)


















