(3)原因は子ども本人より親にある場合が多い…「8050」から「9060」へ
かつて、ひきこもりは若年層の問題といわれていましたが、近年、ひきこもりの「慢性化」や「高齢化」が進み、40代、50代、60代のひきこもりが増えています。
2019年、内閣府が公表した「中高年ひきこもり調査」によると、40~64歳のひきこもりが推計61.3万人にも上ることが明らかになりました。この調査でクローズアップされたのが「8050問題」です。80代の親と50代の子どもが一緒に住み、子どもはひきこもるなどして自立できない状態のことを指します。
近い将来「8050」が「9060」へと拡大するといわれており、介護や医療の社会的負担が増すと懸念されています。
66歳のBさん(男性)も17歳から25年もの間、ひきこもり生活を続けていました。
外に出たのは42歳、人生も半ばに差し掛かっていました。
「私がひきこもったのは高校2年の夏休み前だったと思います。当時はひきこもりの存在は知られておらず、両親も含め誰にも理解してもらえませんでした」


















