【URCHIN/アーチン】彼はなぜ悪の世界から抜け出せないのか?
ディキンソン監督はこう語っている。
「私は本作を単なるドラッグやホームレスの話にしたくはありませんでした。描きたかったのは『人は誰しも、自分の弱い部分へと引き戻されてしまうことがある』という部分です。そして、マイクという人間と彼が歩む人生の道のりを、どうか少しでも思いやってほしい。この映画が皆さんの思考や共感を呼び起こすきっかけになれば嬉しいです」
物語は観客を1人の青年の生きる苦しみに引きずり込み、難解なラストを提示する。そこにあるのは「人間とは何か」という根源的な問いかけだ。なぜこうなったのか、何が悪いのか。マイクとネイサンによる結末をどう解釈すればいいのか。100人の観客が100通りの結論を下すはずだ。(文=森田健司)
(配給=スターキャットアルバトロス・フィルム)



















